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工事前は奥が和室、手前がフローリングの二間でした。ガラリと雰囲気が変わったのがお分かり頂けるでしょう。お部屋の印象を決めるポイントは二点、もっとも大きな面積を占めるフローリングの素材と色合い、そして正面の壁全面を占める造り付け棚の木目や色、デザインです。それぞれに時間をかけて、ご相談しながら選んで頂きました。
フローリングの素材選びは、いろいろなサンプルを取り寄せ、また、お客様にもモデルルーム等に足を運んで頂き、イメージに合うものを探しました。最終的にはアッシュを特殊加工した素材に落ち着きましたが、自然な質感と落ち着いた色合いが、お部屋全体に高級感を与える仕上がりになっています。壁を覆う造り付け棚も、試作をして色合いや木目を確認し、フローリングとのマッチングに気を使いました。
今回のリフォームで最も重要なコンセプトは、このキッチンでした。脇役としてではなく、ダイニングと融合させて、家族団欒の中心になる場所と考えました。ダイニングとの区切りを意識させないオープンな造りを重視し、自然に家族が一緒に使える形にしました。リビングの木と対比してステンレスで統一したのは、主役としての存在感を出したかったからです。素材のコントラストも意識して選定しました。キッチンを中心とした家族の場は、ご主人の帰宅が早くなるという嬉しい効果がありました。お子様たちも家事に参加していらっしゃるそうです。
他社のプランではメゾネット部分を子供部屋にする案が多かったそうですが、この部屋の形状から素敵な寝室ができると考えてご提案させて頂きました。たっぷりとしたウォークインクローゼットもあり、落ち着いたご夫婦の空間になりました。
キッチンから浴室までの水周りが一直線上に並んでいます。以前は手前にトイレがあったのですが、あえて移動しこの動線を作りました。「楽ですよ、本当に。家事に必要な場所が最短距離に並んでいるんですから。」と奥様も大喜びでした。
【趣味スペース】
リビングの奥には、ご夫妻の趣味スペース。ふたりが並んで使えるようにと、テーブルの大きさには余裕を持たせて設計してあります。ご主人はゴルフクラブが作れるように、奥様は編み物や縫い物ができるように、当初はそうした目的で作られましたが、現在は主に仕事用の机として使用。当初の目的とは異なっているものの、書き物や書類整理をするために活躍を見せているそうです。